2021.12.23

BAE 2021年アクセスランキング「年間ベスト10」!

メタバースやNFT、SDGsなど、注目キーワードがランクイン

昨年に引き続き、コロナ禍の一年となった2021年も、残すところ、あとわずか。今回は、今年公開した記事を対象に、2021年1月~12月までのアクセス数を集計した「BAE 2021 年間アクセスランキング」を発表します。ランキングには、“いま”の時代を反映したキーワードが並び、まさに“2021年らしい”結果となりました。それでは早速、第10位からご覧ください!

目次

時代を反映した、注目ワードがずらり!【第10位〜6位】

<第10位>
掲載日:2021.10.13
約300兆円のエイジテック市場、キーワードは「パーソナライズ」
超高齢化社会の日本を救う「シニアDX」の可能性

世界で数百兆円規模のマーケットといわれている「エイジテック」について紹介した記事が第10位にランクイン。「超高齢化社会」の日本においても、エイジテックの期待値は高く、その背景には介護や医療分野のニーズの高まりがあります。テクノロジーで課題解決を図る同市場は今後、着実に拡大していきそうです。記事では、エイジテックの現在地とシニア向けサービスのポイントなどを通して、DXによってどのような価値をシニアに提供していくことが重要であるかを解説しています。

<第9位>
掲載日:2021.06.18
DtoC、CtoCに新たなコミュニケーションを創出する「スマートコインロッカー」の可能性
無人店舗やショーケースとしての活用が可能に

コロナ禍の中で生まれた、非接触・非対面に対するニーズの高まりを受けて、スマホで簡単に予約・開閉が可能な、スマートコインロッカー(スマートロッカー)への注目が高まっています。駅ナカや商業施設での商品や荷物の受け渡し、無人の販売スペースとしての活用が可能で、いままでにない購買体験や空間活用、PRなどを実現します。その活用法と効果を紹介した記事が第9位にランクインしました。
最近では、ネットで注文した商品を店舗で受け取るサービス形態「BOPIS(Buy Online Pickup In Store)」を導入する企業も増えており、電通テックでも、BOPIS導入サポートを行っています。

<第8位>
掲載日:2020.06.24
「ガチャ広告」って何だろう?
「タニタ」と「パンダの穴」がコラボをして広告になるガチャ商品を開発

「タニタ」と「パンダの穴(※)」がコラボして生まれた、広告になるガチャ商品。タニタの体組成計に乗った動物たちの姿は愛らしく、広告商品でありながら、写真を撮ってSNSに投稿するユーザーも登場するなど、ポジティブな反応が多く見られました。この“ガチャ広告”とも呼べる新たなカタチについて、タニタ、タカラトミーアーツ、電通テックの3名が鼎談を実施。コラボのきっかけや通常の広告との違い、今後の展望などについて話を展開した記事は、広く多くの方に読まれる人気記事となりました。

パンダの穴:2013年に電通テックのクリエーターと玩具メーカーの㈱タカラトミーアーツで立ち上げたガチャブランド

<第7位>
掲載日:2020.06.08
顧客体験を言葉でデザインする「UXライティング」が求められる理由
デジタルプロダクトのUXから、企業のブランディングまでを担う

海外を中心に注目を集めている「UXライティング」。情報と情緒を同時に伝えることで、顧客体験を高めることを目指す新たなこの概念は、通常のコピーライティングとはさまざまな点で異なります。記事では、その違いや活用例、UXライティングと企業ブランディングの関係性などについて、UXコピーライターの宮崎直人さんに、電通テックのコピーライター 菊池雄也がインタビューしています。顧客とプロダクトのすべての接点で機能する「UXライティング」は、今後さらに重要になりそうです。

<第6位>
掲載日:2021.08.03
「クリエーターエコノミー」時代における企業の音声活用法
Clubhouse流行で見えてきた2021年音声業界の現在地

2021年1月に大きな話題となった音声SNS「Clubhouse」。そのブームの背景にある2021年以降の音声業界の動向や可能性について、音声プラットフォームVoicy代表の緒方憲太郎さんが総括した記事が第6位にランクイン。記事の中では、音声コンテンツの種類からデジタル音声広告の可能性に至るまで、音声市場の現在とポテンシャルが解説されています。さらに緒方さんは今後、音声広告を問わず、広告主やプラットフォームよりも発信力を持つ、個が主役の経済圏「クリエーターエコノミー」の市場が拡大していくと予測。音声だけでなく、コンテンツの未来にまで話がおよんだ記事は、多くのアクセスを集めました。

未来を創る、“新時代”のキーワードがここにある!?【第5位〜1位】

<第5位>
掲載日:2021.07.13
デジタルに新たな価値と概念を生むNFT。“NFT×ファッション”の創造が未来を紡ぐ
メタバースにマスが流れ込む日が見えてきた

ブロックチェーン上で発行される「NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)」。昨今、デジタルコンテンツ市場の発展に大きく貢献する革新的技術として注目を集めています。デジタル作品は容易にコピーできてしまうため、これまで真正性・希少性の観点から正当な評価を受けづらい状況にありました。しかしブロックチェーンテクノロジーによって、二次流通、三次流通と売買された際にも、真正性を担保することができるようになったことで、デジタル作品の価値が急騰。昨年頃からバズワードのひとつとなりました。記事の中では、メタバースを見据えたバーチャルスニーカーが話題になるなどのトピックスも交えて、NFTの現在地とそのポテンシャルを紹介しています。

<第4位>
掲載日:2021.01.27
SDGsを背景に加速する「サステナブル消費」──キーワードは「循環」
今年始動! 注目の容器リユースプロジェクト「Loop」

第4位にランクインしたのは、「SDGs」を背景に加速する「サステナブル消費」のプロジェクトを紹介した記事。今後SDGs関連ビジネスの市場規模は、17のゴールごとに70兆~800兆円に達するという試算もあります。市場の拡大はそのまま、消費者の関心の高まりとも呼応しています。容器をリユースする「Loop」プロジェクトには、大手消費財メーカーやスーパーマーケットなど25社(2020年12月時点)が参加。環境に配慮することで生まれる企業イメージの向上や、日本と環境の親和性の高さなど、まさにこれからの時代で活躍する企業に必要な視点やヒントが詰まった記事となりました。

<第3位>
掲載日:前編 2021.10.15/後編 2021.10.20
メタバースの中でユーザーとの接点を生む「VRマーケティング」の効果と手法【前後編】
HIKKYに聞く、大手企業も参入するVRの魅力とは

フェイスブック社が「Meta(メタ)」と社名を変更した理由に挙げられたことで、一気に最新ITトレンドとなった「メタバース」は、VRやXRを活用した現実世界のミラーワールドを指します。記事の中では、VRに焦点を当て、前編で近年来場者数が100万人を超えた世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」における企業ブース事例を紹介。鉄道からアパレル、飲食まで、幅広い業種がVRマーケティングに参入しています。紹介。後編では、今後さらに注目が集まるであろう「VRマーケティング」の効果と手法を具体的に紹介しています。VR上での試乗体験が実際の購買にも結びつくといった成功事例や、VR上でのコミュニケーションにおけるポイントなど、プロモーションに役立つヒントが詰まった内容は必見です。

なおBAEでは、「バーチャルマーケット」に出店した、伊勢丹新宿本店の事例も紹介しています。あわせて、ご覧ください。

<第2位>
掲載日:前編 2021.04.22/後編 2021.04.28
若者研究の第一人者・原田曜平さんに聞く、Z世代を読み解く2021年最新キーワード(前後編)
Z世代への訴求は「自分ごと化」「共感」「肯定」がポイント

消費行動のトレンドをつくり、独自の価値観を持つ世代として注目を集めるZ世代を扱った記事が第2位にランクイン。Z世代を知ることは、これからのマーケティングを考える上で必要不可欠です。そんなマーケターたちの関心の高さが、そのままアクセス数にもつながった結果となりました。
記事の中では、彼らには危機訴求ではなく、「自分ゴト化」や「共感」が大切であり、多様性を認め、肯定してあげる方が届きやすいといった具体的なポイントも紹介。また同率で2位となった「Z世代の調査レポート」では、複数のコミュニティを横断した自己演出に長けている一方、企業やサービスの一方的なアプローチにはなびかない、地に足のついた「自分軸」を持つリアルな若者の姿が浮き彫りとなりました。

<第1位>
掲載日:2021.06.03
グローバルで拡大する「エシカル消費」。企業やブランドの評価を左右する新たな軸に
環境、人権、地域への配慮が“当たり前”の時代

SDGsへの関心が高まるなか、2021年の年間ランキング1位に輝いたのは、環境保全や、健全な地域社会・地域経済づくり、人権などに配慮した「エシカル消費(倫理的消費)」の最新動向を紹介した記事でした。
エシカル消費は、先進国による大量生産・大量消費などに端を発する問題・課題に対応するものであり、日本に住む私たちにとっても無関係ではありません。英国では、エシカル消費市場は年々成長を続けており、2019年時点で約440億ポンド(約6.7兆円)に上るという報告もあります。規模や内容はさまざまですが、エシカルに配慮する商品開発などを進める動きは拡大しており、今後も加速することが予想されます。“エシカル”であることは特別ではなく、当たり前のこと。そんな時代の訪れを感じさせる記事は、多くの読者の心を掴みました。


以上、BAE 2021アクセスランキング「年間ベスト10」でした。
今回のランキングは、「メタバース」「NFT」などのITトレンド、世界共通の目標である「SDGs」など、次世代を創るキーワードがいくつも登場するラインナップとなりました。

今後もBAEは「プロモーション×デジタルの未来を届けるメディア」として、最新テクノロジーや生活者インサイト、世の中のトレンドなど、さまざまな視点からプロモーションのヒントをお届けしていきます。

さて、来年はどんな記事がランクインするのでしょうか。次回もぜひ、お楽しみに!

Written by:
BAE編集部