自社を宣伝したいと考えたとき、効果を最大化する方法にはさまざまな方法があります。そのなかで、神奈川、東京、埼玉に営業所を持ち、タクシー事業を展開する「三和交通株式会社」は、移動サービスをコンテンツ化することで、宣伝効果を生み出し、認知向上と集客を伸ばすことに成功しました。
「プロモーション目的でサービスを開発している」と語る同社の代表取締役社長 吉川永一さんに「サービスをコンテンツ化することで生まれるメリット、効果」についてお話を聞きました。
――三和交通は国内10位の規模を誇るタクシー会社でありながら、ユーモアあふれるサービスをラインナップしています。運転手がSP風に出迎えてくれる「SP風タクシー」や、最新の「忍者でタクシー」など、他にないサービスを提供している理由を教えてください。
――賞を受賞したこともあり、「タートルタクシー」は多くのメディアでも取り上げられましたね。
――タートルタクシーのように、“乗客に優しい”ものだと、妊婦さんのための「陣痛119番」やペット可の「ペットタクシー」などがあります。一転、ユーモアあふれる「心霊スポット巡礼ツアー」といったものもあるのが非常に面白いなと感じました。
――このような話題になるコンテンツはどのようにして生まれているのですか?
――海外と国内のお客様でニーズの違いはありますか?
――忍者や黒子の扮装をしたり、お菓子を配布したり、三和交通の乗務員の方たちは、業務の幅が広いですね。
――三和交通が行なっていることは、「サービスのコンテンツ化」です。その価値について、どう考えていますか?
“目的地までお客様を届ける”という移動サービスを、移動時間と空間をどう提供するのか、という読み解きでサービスをエンターテインメント化した「三和交通」。
「タクシーによる移動」という時間のなかにも、ユーザー視点で見れば、実はさまざまなニーズが存在しています。個々の顧客のニーズに応え、選択できるようにする。そうした細やかな配慮が、差別化につながり、選ばれるサービスを生むのではないでしょうか。