2017.12.28

ミレニアル世代の時間の使い方

無駄なく、効率よく、自分なりの豊かさを追求

BAE独自に実施した「2017ミレニアル世代のお金の使い方・時間の使い方」に関する調査・アンケート。第2回は「時間の使い方」をお届けします!

第1回の「お金の使い方」では「ワイズ・スペンディング」(賢い支出)を標榜し、意外と美食家!?でもあったミレニアル世代(実際、2016年の家計調査によると「エンゲル係数」は、29年ぶりの高水準。それを押し上げていたのは60代と30歳未満の若い世代だった)。
では、時間の使い方はどうでしょう?

家事もお風呂も、待ち時間も…もったいない!の解消に期待

まず、日常生活について当てはまることを聞いてみると、「食事の支度」のみならず、「お風呂・身支度」まで手短にしたい、が共に7割前後。「バスや電車」の待ち時間、「病院」などの待ち時間をもったいないとする声も6割を占めました。「家事や身支度、睡眠などは、余裕がなければ省いて生活」し、代わりに「自分の好きなことにもっとたくさんの時間を」「自由な時間を確保したい」と、どんどんメリハリ。
特にキャリアや仕事意識が高い人では、時間のもったいない意識は平均より高く、「仕事に直結する勉強など知識や技能の習得に」「趣味や娯楽も自分の成長に」と、時間の捻出に余念がありません。「隙間時間を無駄にしないためにスマホが活躍」(30代女性)、「自分のことはスマホ1つでまとめて管理し、今後もまとめられるものは全てまとめていきたいと考えている」(30代男性)と、スマートフォンでしっかりおまとめ・コントロールすることにも長けています。
スマホゲームや動画隆盛の一方で、そろそろゲーム卒業、スマホアプリをデトックスするという声もあり、スマホはIotコントローラーへ、見るアプリから使えるアプリへ、と寄り添い方が多様化しそうです。

「ゆったり、ぼっち時間」は自分なりのルーティン

では有意義な時間とは?優先度の高い(優先/重要+やや優先/重要)ことを見ると、「自宅で食事すること」(84%)を筆頭に、「睡眠時間」「時間にゆとりを持って過ごすこと」「一人で過ごすこと」が軒並み8割を超え、次いで「家族との付き合い」が76%と続きます。友達より恋人より、家族との時間が好き。お一人さま時間も家族との時間も“一番安心できる、一番心地よくいられる“から、がその理由。
逆にワーストは「喫煙すること」と並び、「ぎっしり予定が詰まり、無駄な時間がないこと」(同22%)だった!自由回答でも一人で「ゆっくり」「ゆったり」「ボ~ッと」する時間が必要とする声は多い。「自分の気持ちを落ち着かせたり気分転換に有効。そうすることで家族や友人との関係も良好に保てると思う」「何事も焦ると、何か忘れたり漏れたりしがち。セカセカと急いだりせず、時間に余裕を持って生活することが大事」(共に30代女性)。
無理をして頑張らない。人に対しても仕事に対しても、自分なりに気持ちの余裕をもたらしてくれる術を持つべし。 “ぼっち時間”は、そんな自分なりのルーティン時間でもあるようです。

ハック(スキルを使って効率よくこなす、ちょっとしたコツ・術)することが楽しい

また、キャリアや仕事意識が高い、普段の運動・スポーツ頻度が高いなどアクティブな人では、「掃除や片付けなどをしてキレイに保つことは楽しい」(53%)、「家事や育児は楽しんでやっている」「食事の支度は楽しみの一つ」と、家事のハック(スキルを使って暮らしの雑事を効率よくこなす、ちょっとしたコツ・術)を楽しむことが上手。
楽しみながらやるべきことをやる、ポジティブな時間の使い方を実践し、家族との時間も自分の時間も、活動時間も休息時間も、何でも欲しがるのではなく、無駄なく、テキパキ。上手に切り替えながら確実にモノにしていく世代といえるかもしれません。

調査概要:
・調査地域 全国
・対象者 20代~30代の社会人男女個人(学生除く)
・サンプル数 400ss
・調査手法 インターネット調査
・調査実施 電通テック調べ(2017年12月)
Written by:
BAE編集部