昨今のプロモーションや販促において、重要なワードの一つとされるのがパーソナライズド。“B to Me”のプロダクトがSNS上でも話題です。
例えば、2013年にイギリスで誕生し、2017年から国内でもローンチした「YR LIVE(ユアーライブ)」は、デジタルツールを使って、ユーザーがカスタムしたブランドアイテムがその場ですぐに作れるファンコミュニケーションツール。ブランドとユーザーのエンゲージメントを高めるほか、プロダクトを通じて若い世代が求める“自己実現消費”を叶える手法としても注目されています。 人気の背景や効果の理由について株式会社YR JAPANの小林さんと塩田さんにお話を伺いました。
——「YR LIVE」はどのようなサービスでしょうか。
——どのようなビジネスに活用されているのでしょうか。
——オリジナルアイテムを作るサービスなどは以前からありましたが、今改めて注目される理由は何でしょうか。
——モノづくりと消費について、考え方と技術の両面からのアップデートが進んできたという感覚でしょうか。
——「LIVE」と銘打っている通り、その場でカスタムを体験できることがポイントでしょうか。
——ブランドと気軽にコラボできるという点も楽しいですね。
——ただ、反対にカスタマイズがブランドらしさの妨げになるといった心配はありませんか。
——“体験型のモノ作り”の活用は、今後も拡大していくでしょうか。
IoT化の推進やサステイナビリティへの取り組みなど、社会的な背景や課題に合わせて、モノ作りやサービスのあり方が大きく変化しようとしています。最近では「D to C(自社からユーザーへの直接販売)」という新しいビジネスモデルも形成され、販売や流通の形態にも多様性が求められるようになりました。また、ユーザーの“自己実現消費”への欲求など、新たなニーズやインサイトにも対応していく必要があります。
“企業とユーザーの共創”を意識したモノ作りやサービス展開は、これからの消費を支え、双方の求める価値を高める新たなソリューションとして、今後これまで以上に存在感を増していきそうです。