InstagramやTwitterなどのSNS上で、写真やハッシュタグを頼りに情報検索を行うことが当たり前になっている時代。背景には、「通常のWeb検索では見つからない、自分の感覚や好みに合うものを見つけたい」という、若い世代のインサイトがあるようです。
そこで、よりパーソナルな欲求を反映させようと、人の感性に着目したサービスが登場しています。地図情報アプリ「Placy(プレイシー)」もその一つです。自分の好きな音楽を登録すると、好みに合う飲食店や美術館などのスポットが表示され、自分だけのマップが作れるというアプリですが、一体どのような仕組みなのでしょうか。さらに、Placyは「“パーソナルな視点で街を見ること”は、都市の将来性や価値にも関係してくる」というビジョンを示しています。創業者の鈴木さんと上林さんから、詳しくお話を伺いました。
——その中から、自分の好きになれる場所が見つかる、というロジックですね。
——音楽的な趣向と、場所的な趣向はどのように紐づけているのですか。
——スポットに関するデータ等はどのように集めているのでしょうか。
——そもそも、“音楽の好み”という、感覚や感性に近いものが軸になっているのは、一体なぜでしょうか。
——感性に“刺さる”サジェストを得られれば、行動の可能性や選択肢が大きく広がりそうです。
——「主観的に街を見ることは、街づくりにも関わる」という点についても研究をされているそうですね。こちらについても詳しく教えてください。
——これからの課題や目標などについて教えてください。
多様化するパーソナリティに応じた、モノ、コト、情報の提供が求められる時代です。それに応じるには、ユーザーの“好み”や“自分らしさ”、“今の気分”など、目に見えない感覚的な部分や感性に着目していく必要があるでしょう。
Placyが語る通り、感覚、感性、また主観的な視線等は、データや数値化することは難しいものですが、今後のニーズやインサイトを読み解き、ユーザーメリットを提供する上で、重要なカギの一つになっていることは間違いありません。