2019年1月~6月に公開した記事を対象とした「BAE 2019上半期アクセスランキング」を発表します!
VR元年と呼ばれた2016年から今年で3年が経過。VRの認知度は向上し、実際に体験できる場も増えています。そんなVRに対する期待感の高まりが、ランキングにも反映される結果となりました。
それでは早速、第10位からご覧ください!
トレンドワードが多数ランクイン!【第10位〜6位】
1999年、ソニーが発表した犬型ロボット「AIBO」は、“新しいペットの形”として、当時大きな話題となりました。そして現在、コンシューマー向けのロボットに対するニーズは、“見守り”という新たな局面を迎えています。昨今のコミュニケーション型ロボットに対する関心の高さを示すように、本記事がトップテン入りを果たしました。
2018年の注目ワード「シェアリングエコノミー」の最新動向に関する記事がランクイン。“消費のシェアリング”という新たなトレンドに反応し、大企業が続々と参入する一方で、利用者の「信用」や「個人情報」に関する課題なども生まれています。今後は、海外で注目されている「組合型のシェアエコサービス」が日本でも浸透するかが焦点となりそうです。
これまでホテルは、宿泊客の行動データを取得できていませんでした。その課題を解決したのがホテル向けレンタルスマホ「handy」です。ユーザーの検索履歴と行動履歴をビッグデータ化し、“宿泊客のニーズ”を分析。バナー広告やプッシュ通知などによって、新たな販促効果を創出しています。高まる「インバウンド消費」への期待感から多くのアクセスを集めました。
「人とAIが共に創造する未来」を感じさせる記事が第7位にランクイン。昨今、「AIのクリエーティブ活用」への期待が高まっています。“アイドルらしい”顔の画像を無限に生成する「アイドル自動生成AI」も、AIによる生成技術のひとつ。応用すれば、人物に限らず、画像や音、文章の生成など、さまざまなデータを生み出すことが可能です。
インストアプロモーションに効果を発揮する「指向性スピーカー」に関する記事が第6位にランクイン。騒音の中でも、特定の人に対して、情報を届けることができる「指向性スピーカー」は、10年以上前からあるものが、技術革新によって小型化。さまざまなシーン、特に小売店での販売促進手法として注目され、既に韓国では、広く利用されています。
未来を予感させる注目記事がずらり!【第5位〜1位】
続く第5位も“音”関連がランクイン。デジタルデバイスの普及・進化によって、私たちが“音”と接する機会は増加。 音をめぐる人々の環境が変化しているいま、再び「音によるマーケティング手法」への期待感が高まっています 。同手法は、動画や音楽に多くの空き時間を費やしているZ世代と親和性が高く、ブランド戦略のひとつとして活用することで、生活者の“記憶に刻む”手助けが可能です。また、TikTokの成功事例では、ユーザーのツボを理解した設計が功を奏しているなど、音を活用したマーケティングのヒントが詰まった記事は、注目を集めました。
2018年から注目されはじめた写真トレンド「エモい」とは、感情的・情緒的などを意味する『emotional』を、形容詞化した新語です。「インスタ映えする写真」は、加工して理想を表現しますが、「エモい写真」は、目の前のものから幸せを感じとり、“ありのままの姿”を大切にします。過去を回想させる表現でもあり、抽象度が高くても、マスに対して潜在的な共感性を呼ぶのが特徴です。また、共感性を高めるには、時間軸の変化を読み取ってもらえる置き方・見せ方を工夫するなど、具体的な事例とともに、わかりやすく「エモい」を紐解き、電通テックのFacebookページ上でも人気を集めました。
今年も米国・ラスベガスで、テクノロジー関連のカンファレンス「CES 2019」が開催。曲がるディスプレイや、4K8K映像、5Gなど、注目のトピックを、BAE編集部の視点で紹介した記事が第3位にランクインしました。IoTの分野では、昨年も話題となったスマートミラーがさらなる進化を遂げ、ヘルステックやスリープテックなど、注目の新カテゴリーも登場。加えて、盛り上がりを見せていたのが4Kや8Kのディスプレイです。中でも多くの来場者が足を止めていた「曲がるディスプレイ」をBAEではピックアップ。2019年のITトレンドを知ることができる記事として、いまも多くのアクセスを集めています。
“振動によって脳に錯覚を起こさせる”ことで、実際に触っているように感じさせる「3D触力覚技術」。ハプティクスが進化した世界初の最新テクノロジーを紹介した本記事は、1月の掲載以降、現在も読まれ続ける人気記事です。ARとVRの分野にこの技術を利用すれば、バーチャル物体に触れることが可能となり、仮想世界はさらなる進化を遂げることが予想されます。ポイントは、VRに触覚を後付けできる点。アクションゲームに触覚が加われば、没入感が深まることは確実です。いつか訪れる「次世代VR」の世界に対する注目度の高さから第2位にランクインしました。
今回、堂々第1位に輝いたのは、ポテンシャルの高さに注目集まる“VR”関連の記事でした。現在、VR世界から誕生した「VTuber」がメディアを大きく賑わせています。その影響を受けて、VR空間で過ごすことを楽しむ「VR市民」が増加。VRに新たな市場が生まれました。それが世界初のVR展示即売会「バーチャルマーケット(通称:Vケット)」です。2018年8月の第1回には約80ブースが出展。数千人もの来場者が訪れ、Twitterのトレンドにもなりました。VR空間のマーケットにも、今後リアルと同じように人が集まり、市場やメディアに対して強い影響力を持つようになるかもしれません。
以上、BAE 2019アクセスランキング「上半期ベスト10」でした。
少し前まで目新しかったはずのロボットやIoT、さらにはARやVRも、気がつけば、私たちの“すぐそば”にあるテクノロジーとなった現代。今回その中で、特に人気を集めたのが「VR」関連の記事でした。VR元年から3年を経て、いまだ進化を続けるVRへの期待値の高さが、そのままランキングにも反映された結果といえそうです。
今後もBAEは「プロモーション×デジタルの未来を届けるメディア」として、最新テクノロジーや生活者インサイト、世の中のトレンドなど、さまざまな視点からプロモーションのヒントをお届けしていきます。
さて、下半期はどんな記事がランクインするのでしょうか。次回もぜひ、お楽しみに!
- Written by:
- BAE編集部