2019.12.26

BAE 2019年アクセスランキング「年間ベスト10」!

情報銀行やMaaSなど、今年のキーワードがランクイン!

2019年も残すところ、あとわずか。今回は、今年公開した記事の中から2019年1月~12月までのアクセス数を集計した「BAE 2019 年間アクセスランキング」を発表します!ランキングには、今年注目のキーワードが並び、まさに“2019年らしい”結果となっています。それでは早速、第10位からご覧ください!

目次

【第10位〜6位】未来を切り拓く、注目ワードがずらり!

<第10位>
掲載日:2019.07.30
MEYアプリから見えてくる、情報銀行のメリットと将来像
マイデータ・インテリジェンスが推進する情報銀行の形

2019年7月から、株式会社マイデータ・インテリジェンス(MDI)は、本格的な情報銀行サービスとしてマイデータ・バンク「MEY」のスマートフォンアプリ版をリリース。同時に、生活者12,000人と企業10社が参加する「情報銀行トライアル企画」も開始されました。本格始動のフェーズも見えてきた「情報銀行」のメリットや将来像について、意見を交わした対談記事が第10位にランクインしました。MDIの情報銀行事業の取り組みは、2020年のトレンド予測としてメディアで取り上げられるなど、「情報銀行」への注目度は、ますます高まりそうです。

<第9位>
掲載日:2019.07.26
近接マーケティングに効果を発揮する、最新の「ビーコン」活用法
「ビーコン」がいま、リテールテックで注目を浴びる理由とは?

近年、キャッシュレス決済などを中心に、リテール周りのIT活用が加速しています。その中で、いま再び「ビーコン」に注目が集まっています。2013年にも“ビーコンブーム”は訪れましたが、その際に障壁となったのが「規格」の問題でした。その課題が解決され、さらに新たなテクノロジーと結びつくことで、ビーコンは進化を遂げています。活用事例も交えて紹介した記事は、リテールテックへの関心の高まりもあって、第9位にランクインしました。

<第8位>
掲載日:2019.10.15
スマートシティの中核を担うMaaSがもたらす「新しいモビリティ社会」とは?
自動運転で変わる社会、移動手段の最適化が生み出す経済効果

テクノロジーによって、都市まるごとをIoT化する「スマートシティ」。その中心的な役割を担うのが、新しいモビリティ社会を実現するMaaS(Mobility as a Service)です。記事の中では、アメリカをはじめ、すでにスマート化へ向けて動き出している各国の最新事情や日本の動向などを紹介。日本でもスマートシティのモデル都市が決定し、医療や観光など、さまざまな分野のIoT化が今後さらに加速しそうです。来年も「スマートシティ」「MaaS」は注目キーワードのひとつとなるでしょう。

<第7位>
掲載日:2019.03.15
デジタルクローン技術の現在地と可能性【AI最前線 前編】
人間を超えた「対話エンジン(AI)」が活躍する時代の到来

2045年、人工知能(AI)は人間の脳を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)に到達するといわれています。いずれは、人間のデジタルクローンが生まれ、さまざまな効率化が図れるようになるかもしれません。記事では、そんな夢物語のような研究の現在地や課題、そしてポテンシャルについて紹介しました。近年、AIのビジネス活用は急速に広がりを見せていることもあり、「AIの動向」は常に注目の的です。その関心度の高さがランキングにも反映された結果といえそうです。

<第6位>
掲載日:2019.08.30
なぜ、ガチャは50年も生き残ったのか?(前編)
ガチャの歴史をひもとき、その謎に迫る

「ガチャ」というビジネスが日本で始まったのは1965年。東京オリンピックの翌年のことです。デジタル全盛の現代においても、超アナログな「ガチャ」は50年以上生き残り、今なお緩やかな成長を続けています。この謎に迫るべく、1990年代から「ガチャ」ビジネスに携わる日本ガチャガチャ協会 会長 小野尾勝彦氏とガチャブランド「パンダの穴」のクリエーティブディレクター 飯田雅実氏が対談を行った記事の<前編>が第6位にランクインしました。「ガチャ」の歴史にスポットを当てた内容は読み応えも十分で、アクセス数だけでなく、閲覧時間も長く、ガチャの持つ“魅力”が、多くの読者を惹きつける結果となりました。

【第5位〜1位】最新テクノロジー、写真トレンド関連の記事がランクイン!

<第5位>
掲載日:2019.06.13
浮かび上がる映像に“触れる”。空間内に新しい価値を生み出す「ミストディスプレイ」
目線を惹きつける霧のスクリーンと新感覚の映像体験

ミスト(霧)を薄い平面状のまま垂直に落下させ、映像などを表示する「ミストディスプレイ」。表面に触れて操作できるインタラクティブ性をプラスするなどの独自性が評判を呼び、国内外のイベントや展示会での活用が広がっています。まるで空間に浮かび上がったような映像表現には「思わず足を止めてしまう」力があります。その活用法などを紹介した記事は長きにわたり、多くの方に読まれ続け、現在も人気記事となっています。

<第4位>
掲載日:2019.08.09
拡大を続けるVR世界。リアルとバーチャルの間に見えてきた、新たな市場の可能性とは
バーチャルマーケットが切り拓く「パラリアル」な世界

昨今、メディアとリテールの融合は、大きなキーワードのひとつになっています。その潮流はVR(仮想現実)にもおよんでいます。BAEでは、世界初のVR展示即売会「バーチャルマーケット」を紹介。イベント当日は全国各地から12万人以上のユーザーが訪れ、VRならではのショッピングを楽しみました。記事の中では、VRの特性を活かした新しいモノの売り方、リアルとバーチャルを行き来する未来における広告・プロモーション領域の拡大など、新たな可能性について紹介しました。発展途上にあるVRに、来年も大きな注目が集まりそうです。

<第3位>
掲載日:2019.01.31
「3D触力覚技術」が可能にする次世代VRの世界とは
脳にアプローチする新技術の発明が、伝わる感触を増やす

VR・ARの進化に欠かせないのが、バーチャルな映像に、触った感覚を加えられる、触覚のフィードバック技術(ハプティクス)です。BAEでは、数あるハプティクスの中でも、世界初の発明「3D触力覚技術(3DHaptics)」について、取り上げました。VR上の世界に“触感”が加わると、バーチャルにリアリティが生まれ、脳が錯覚を起こします。つまり“まるで本物”の世界がバーチャル上に誕生するわけです。その仕組みなどを、記事の中で紹介しました。そのポテンシャルの高さと最先端テクノロジーの現在地に、多くのユーザーが注目しました。

<第2位>
掲載日:2019.05.23
インスタ映えに続くSNS上のトレンドは「エモい写真」。その魅力と拡散力の理由とは
スマホ世代にも響く「エモい」フィルム写真の懐かしさ

「エモい」とは、感情的・情緒的などを意味する『emotional』を、形容詞化した新語です。若年層を中心に、Instagramで写真を投稿するのが日常化していく中で、非日常ではなく、日常を捉えるという、新たな写真トレンドが生まれました。記事の中では、「インスタ映え」と「エモ映え」の違いを比較図によって、わかりやすく解説。SNSマーケティングにおいて欠かせないキーワードだったこともあり、多くのアクセスを獲得し、堂々の第2位にランクインしました。

<第1位>
掲載日:2019.03.08
特定の人に音声を届ける「指向性スピーカー」の活用法
小型化によりプロモーションの選択肢が拡大

広い範囲に音声を届ける「スピーカー」。しかし情報社会になったことで、人々の興味関心は細分化し、「必要な情報だけがほしい」というニーズが高まっています。範囲を絞って音を届ける「指向性スピーカー」は、伝えたい人にだけ情報を届けるという特性がある一方で、喧騒の中で人を立ち止まらせる効果もあります。その利点、販促領域における活用法を紹介した記事が第1位に輝きました。この記事が注目された背景には、スマートスピーカー(AIスピーカー)の認知が拡大していることも起因しています。近年、「音(ヒアラブルなどを含む)」はIT業界における注目キーワードのひとつですが、2020年もその傾向は継続し、さらに高まりを見せていくことになりそうです。


以上、BAE 2019年アクセスランキング「年間ベスト10」でした。

いまやIoTやAIは、特別なものではなく、当たり前のテクノロジーとなりました。私たちの生活の利便性が加速する一方で、今年のランキングには最先端テクノロジーを扱った記事と、「ガチャ」や「エモい」など、“懐かしさ”を感じさせるものが混在しています。このことから今まであったものが、最新のテクノロジーや潮流とうまく融合することで、新たな価値を見出されていることがうかがえるのではないでしょうか。

今後もBAEは「プロモーション×デジタルの未来を届けるメディア」として、最新テクノロジー技術や生活者インサイト、世の中のトレンドなど、さまざまな視点からプロモーションのヒントをお届けしていきます。来年はどんな記事がランクインするのでしょうか。2020年も、BAEをお楽しみに!

Written by:
BAE編集部